「さしみ」を数字の語呂合わせで「343」と読ませる。この大阪らしいユーモアが、そのまま店名になっている。創業以来、このユニークな名前は単なるウケ狙いではなく、彼らのアイデンティティそのものだ。敷居が高いと思われがちな本格的な鮨や刺身を、もっと身近に、もっとカジュアルに楽しんでほしいという願いが、この3つの数字に込められている。
昭和の面影を残す店内は、決して洗練されているとは言えない。だが、それがいい。壁に貼られた手書きのお品書き、使い込まれた木のカウンター、そして職人たちの無駄のない動き。すべてが、食の本質を突いている。