正式名称を「湯布院フローラルヴィレッジ」と呼ぶこの施設は、日本国内に数ある英国風テーマパークの中でも特異な存在感を放つ。敷地全体のスケール感があえて人間の視線より少し低めに設計されており、大人が歩くとまるで小人たちの村に迷い込んだかのような錯覚に陥る。
ライムストーン調の蜂蜜色の壁、アンティークのアイアンサイン、そして小径を取り囲む色とりどりの草花。ここでは英国の作家ビアトリクス・ポターが生み出した『ピーターラビット』の世界観が色濃く漂い、愛らしいウサギやアヒルたちが顔を覗かせそうな生きた情景が広がる。小動物とふれあえるミニ動物園や、フクロウの手乗り体験など、生き物たちとの温かな距離感も訪問者を魅了してやまない。