この野心的なプロジェクトを裏で支えたのが、トレーディングカードやメディアミックスで手腕を発揮する株式会社ブシロードと、舞台制作のトップランナーであるネルケプランニングのタッグだ。アニメ制作とミュージカル制作が当初から緊密に連携する体制が構築されたことで、これまでにないシームレスなメディアミックスが実現した。
いわゆる2000年代以降の2.5次元ミュージカルは、既存のアニメやマンガを後から舞台化する手法が一般的だった。しかし本作では、声優自身が舞台に立つことを前提に企画が始動。演劇とアニメの文脈が巧みに交差するシステムは、現代の声優業界にまったく新しいキャリアの選択肢を提示することとなった。