日本のコンビニエンスストアにおけるポテトサラダは、各社のプライドが激突する最重要カテゴリだ。冷蔵保存された冷たい状態のまま、じゃがいものホクホクとした食感を残し、水分を抱き込ませながらなめらかに仕上げる作業は、本来なら技術的に極めて困難とされる。
この戦場で絶対的なシェアを握るのが、同社のサラダ専用調味料だ。単なる味付けにとどまらず、素材の水分保持力をコントロールして時間の経過による品質低下を防ぐ。深夜の工場からトラックで運ばれ、翌日の昼に消費者の口へ入る瞬間まで、完璧な美味しさをキープするテクノロジー。そこには官能評価と分子レベルのデータ解析が凝縮されている。