サンライズが制作した『新機動戦記ガンダムW』は、ガンダムシリーズの歴史においても特筆すべきエポックとなった。美少年パイロット5人が登場するドラマチックなストーリー展開は、従来の男性アニメファン層にとどまらず、多くの女性ファンを新たに獲得。カルチャーシーン全体に大きな地殻変動を引き起こした。
この作品の爆発的ヒットを強力に後押ししたのが、他ならぬ主題歌の存在だ。映像と楽曲のシンクロナイゼーションは完璧であり、オープニング映像でガンダムが夜空を舞うシーンと「JUST COMMUNICATION」のサビが見事な合致を見せる。この成功体験は、その後のSFロボットアニメにおける主題歌タイアップの方向性を決定づけた。作品の世界観を音楽で補完・拡張するという現代的アプローチは、ここから本格的にスタートしたと言っても過言ではない。