日本高等学校野球連盟(高野連)には、ユニフォームの色彩やロゴの大きさ、配置に関して厳格な規程が存在する。その規程を完璧に遵守しながら、これほどまでに強烈なブランディングを確立した例は他に類を見ない。
春の選抜高等学校野球大会や夏の全国高等学校野球選手権大会において、甲子園の緑の芝生と土のグラウンドに最も映える色の一つが、東海グループの象徴である「東海ブルー」だ。鮮やかでありながら深みのある青と、引き締まったネイビーのストライプは、高野連の規程内で許された最大の表現美と言える。
全国に広がる付属校が統一感のある縦縞を採用することで、甲子園大会のトーナメント表に「東海」の名が躍るたび、視聴者には一目でその伝統が刷り込まれる。規程の枠組みを活かしたブランディングの勝利が、あの美しい縦縞ユニフォームなのだ。