ネット上の掲示板や知恵袋などで最も多くの誤解を生んでいるのが、「お茶の水女子大学附属高校進学実績」と内部推薦枠の運用実態です。「附属高校なのだから、入学さえすれば全員がお茶の水女子大学にエスカレーターで進学できるのではないか」という認識は明確な誤りです。
学校側が公表しているデータや関係者の証言によると、お茶の水女子大学への「特別推薦進学枠(連絡進学)」を利用して進学する生徒は、1学年約120名中、例年20名〜30名前後に過ぎません。全体の約2割から2割5分程度です。しかも、希望すれば誰でも推薦が得られるわけではなく、高校3年間の評定平均、探究活動の実績、志望理由書、口頭試問など厳しい学内選考が存在します。
では、残る7割以上の生徒はどこへ進むのか。その実態は、国内最難関の国公立・私立大学への一般受験です。とりわけ注目される「お茶の水女子大学附属高校東大現役合格者数」は、1学年の定員がわずか約120名の女子校でありながら、毎年コンスタントに3名〜8名程度の東京大学現役合格者を輩出しています。これに京都大学、一橋大学、東京工業大学(現・東京科学大学)、国公立大学医学部を加えると、学年の上位20〜30%が最難関国立大に合格している計算になります。さらに早稲田大学・慶應義塾大学への現役合格者数は延べ数十名に達し、進学校としての戦闘力は都立重点進学指導校に決して引けを取りません。