モラージュを訪れる際、最初に理解しておくべきは「拠点が異なれば、館内の歩き方のセオリーも根本から異なる」という点です。運営母体である双日商業開発がプロデュースする各施設は、立地特性や敷地形状に合わせた独自の設計思想を持っています。
たとえば、埼玉県有数のメガモールであるモラージュ菖蒲は、中央に通る1本のメインストリートを挟む形で店舗が並ぶ「エンクローズド(屋内型)ストレートモール」を採用しています。全長はおよそ600メートルに及び、端から端まで往復するだけでも1キロ以上の歩行距離となります。中央のエスカレーターやエレベーターを起点に自分が東西どちらを向いているのかを把握しないと、館内を無駄に行き来することになります。
一方、千葉県のモラージュ柏は「Part.1」と「Part.2」の2棟構成となっており、連絡通路を渡る立体的な移動が発生します。佐賀県を代表するモラージュ佐賀は、映画館や大型店が並ぶ「北館」「南館」が道路を挟む形でレイアウトされているため、どのパーキングに車を停めたかによって巡回効率が劇的に変化します。
近年は館内に設置されたタッチパネル式のインフォメーション端末だけでなく、スマートフォンからアクセスできるモラージュフロアガイド公式発表のWebビューワーが非常に見やすく改善されています。現地へ足を踏み入れる前に、まずは自分が訪れる拠点の「軸」となる通路と中央広場の位置をインプットしておくことが、迷子を防ぐ最初の一歩です。