大学女子駅伝界の絶対女王として君臨した名城大学女子駅伝部時代、彼女は常に勝負を決する主要区間でタスキを受け、チームを牽引し続けた。勝つことが義務付けられた重圧の中で培われた試合勘は、実業団へと舞台を移してもなお研ぎ澄まされている。
積水化学工業女子陸上競技部への加入は、彼女のキャリアにとって決定的なターニングポイントとなった。実力者がひしめくチーム内での切磋琢磨が、走りの質を一段引き上げた。全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)をはじめとする大舞台で、勝負どころを逃さない勝負強さは健在だ。チームの勝利を手繰り寄せる力強い走りは、名門の次世代エースとしての風格を漂わせている。