幼少期から親の「ケアラー」として生きてきた当事者が、生きづらさを解消するために最も重要なのが、親との心理的・物理的「境界線(バウンダリー)」を設定することだ。親を助けなければならないという罪悪感に苛まれ、自分の人生を犠牲にし続けてきた当事者は少なくない。
「母の感情は母のものであり、自分の責任ではない」。そう割り切ることは冷酷に思えるかもしれないが、共依存を脱するためには不可欠なステップだ。カウンセリングなどを通じて「自分の人生の主導権を取り戻す」プロセスを歩むことで、長年縛られてきた呪縛から少しずつ解放されていく。