夏場のピアッシングにおいて、汗そのもの以上に警戒すべきは金属イオンの溶出だ。皮膚表面の汗に含まれる塩素イオンは微量の金属を溶かし出し、それが体内に入り込むことで金属アレルギーを発症させる引き金となる。
一度アレルギーを獲得してしまうと、ピアスを装着するたびに強いかゆみやジュクジュクとした浸出液を伴う接触皮膚炎に悩まされ続けることになる。これを防ぐためには、ファーストピアスの材質選びに一切の妥協を許してはならない。
医療用グレードのサージカルステンレスや純チタン、あるいは生体適合性の高い医療用プラスチックなど、アレルギー耐性に優れた素材を選択することが絶対条件だ。近年ではファッション性だけでなく、軸の太さ(ゲージ数)や長さに余裕を持たせたボディピアス規格の医療用ピアスを初期段階から採用するケースも定着している。