彼女の名を世界に知らしめたのは、青山真治監督の傑作『EUREKA ユリイカ』(2000年)だ。バスジャック事件のトラウマを抱え、言葉を失った少女・梢役。セリフがほとんどない中で、表情と佇まいだけで絶望と再生を表現した演技は、カンヌ国際映画祭をはじめ国内外で絶賛された。さらに翌年、映画『害虫』で演じた孤独な少女サチコ役で、ナント三大陸映画祭の主演女優賞を受賞。当時まだ10代半ば。彼女はすでに、日本映画界の未来を背負う若きミューズだった。
奇跡の40代・宮崎あおいが今も放つ「透明感」の正体――伝説の少女時代から国民的俳優へ、その軌跡をたどる
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