赤ちゃんの泣き声は、大人の脳に強いストレス応答を引き起こすよう進化的に設計されている。そのため、長時間の激しい号泣に晒されると、どんなに理知的な養育者であっても衝動的な感情に駆られるリスクがある。
厚生労働省や世界保健機関(WHO)は、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の予防を強く呼びかけている。もし激しい苛立ちを感じたら、赤ちゃんをベビーベッドなど安全な場所に仰向けに寝かせ、その場を数分間離れて深呼吸をすることが最優先の安全策だ。泣き声によって赤ちゃん自身が窒息することはない。親自身のメンタルヘルスを保つことこそが、安全な育児の絶対条件である。