「刺されてから2週間以上経つのに赤みが引かず、硬いしこりになって痒い」という悩みを抱える人は少なくありません。ダニ刺され治らない理由の根本には、アレルギー反応の長期化と二次感染があります。
ダニの唾液成分によって引き起こされる炎症は皮膚の深部(真皮層)にまで及ぶため、表皮のターンオーバーだけでは簡単に治まりません。さらに、我慢できずに患部を掻きむしると、皮膚のバリア機能が破壊されて細菌感染を起こし、「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と呼ばれる慢性的なダニの噛み跡しこりへと移行してしまいます。こうなると硬いイボのような状態になり、完治までに数ヶ月から1年以上要することもあります。
セルフケアで様子を見るべきか、医療機関へ行くべきかの皮膚科受診の目安は以下の通りです。
市販薬を2〜3日使用しても痒みが全く治まらない場合、患部から黄色い浸出液が出ている場合、あるいは水ぶくれが破れてジュクジュクしている場合は迷わず受診してください。また、発熱や全身のだるさを伴う場合はマダニ媒介性感染症の恐れがあるため、一刻を争う受診が必要です。