ネット上で流布している情報の中には、事実関係を取り違えた誤解が散見されます。代表的な2つの盲点を整理します。
第一に、「BPOで審議入りした=即座に打ち切り勧告が出る」という誤認です。BPOの審議には「意見」「勧告」「審議継続」などのグラデーションが存在します。『水曜日のダウンタウン』が受けた過去の指摘の多くは「意見の表明」や「注意喚起」にとどまっており、番組の放送停止や打ち切りを直接命じる法的拘束力はありません。局側はその都度、考査基準の見直しやテロップ対応、安全管理の再徹底を行うことで放送を継続してきました。
第二に、「配信が好調なら地上波の終了もあり得る」というスピンオフ化の噂です。「地上波を終了してU-NEXTやNetflixなどの独占配信に移行するのではないか」という説が一部で囁かれていますが、これも民放のビジネスモデル上、短期的には考えにくいシナリオです。地上波の電波に乗せることでSNSのリアルタイムトレンドを掌握し、その熱量をTVerへ流し込むという「地上波×配信のハイブリッド送客」こそがTBSの最大の強みだからです。