事態が大きく動いた背景には、社会的規制の強化がある。「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行チケットの適正な流通の確保に関する法律」、いわゆるチケット不正転売禁止法の施行だ。特定興行入場券に該当するチケットを高額で転売すること、あるいは転売目的で譲り受けることが明確に刑事罰の対象となった。
この法改正は、嵐が牽引してきたJ-POP業界全体に強烈な警鐘を鳴らした。ライブ・エンターテインメント業界全体が足並みを揃え、警察との連携を強化。実際に高額転売を行った人物が逮捕・書類送検される事例が相次ぎ、不正取引は単なる規約違反ではなく犯罪であるという認識が広く浸透することとなった。