有名大学を卒業していなくても、泥臭く数千万円の年収を叩き出すルートは存在する。その現場は、ダイナミズムとリスクが隣り合わせの世界だ。
象徴的なのがM&Aアドバイザリーやフルコミッション型の不動産仲介だ。成果を上げた者がすべての報酬をさらっていく構図は、過剰な熱狂を描いた映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の世界を想起させる。学歴や過去の経歴は一切関係ない。結果がすべてだ。
実業家の堀江貴文氏も繰り返し主張するように、過度に個人を守る従来の雇用システムは終わりを迎えている。かつて日本経済団体連合会が主導してきた「新卒一括採用・終身雇用」の枠組みから踏み出した者だけが、個人の腕一本で稼ぎきる強烈なインセンティブを手に入れている。