事件の発端は、2018年1月8日の未明でした。神奈川県横浜市の特設会場(新横浜プリンスホテル)や、東京都八王子市の直営店舗をはじめとする各拠点において、予約していた新成人やその家族が指定された時間に着付け会場を訪れたものの、スタッフは誰一人現れず、扉には鍵がかけられていました。
当日預けられていたはずの振袖は届かず、連絡先である本社への電話も不通。早朝の冷え込みの中、髪のセットだけを終えた女性や、親から受け継いだ大切な帯を預けたまま途方に暮れる親子の姿がメディアやSNSを通じて拡散され、瞬く間に全国ニュースへと発展しました。
捜査関係者や当時の従業員の証言によると、成人の日の数日前から社内では資金ショートが決定定的となっており、直前の役員会議ではすでに店舗運営の継続が不可能な状態に陥っていたとされています。しかし、現場で働く契約着付け師や美容師には直前まで実態が知らされず、当日の朝になって初めて業務委託の報酬未払いや店舗閉鎖を知らされるという、極めて無責任な現場放棄が行われたことがはれのひ事件の真相です。