葬祭業界関係者や葬儀社の案内資料によると、直近の家族葬や一日葬において清めの塩を同封しない斎場が全体の約40〜50%近くまで増加しています。大手ポータルサイトの知恵袋やSNSでも「会葬礼状を開けても塩が入っていなかったが、入れ忘れではないか」という投稿が散見されます。
この変化の背景には、単なるコスト削減にとどまらない複数の合理的理由が存在します。
【清めの塩が省略される主な背景】
- 宗派理解の普及:浄土真宗の寺院からの要望により、仏式葬儀の基本に立ち返って塩を廃止する葬儀社が増加したこと。
- 家族葬の性格:近親者のみで見送る場合、「身内の死を穢れとして祓う必要はない」という心理的納得感が強いこと。
- 衛生面・環境面への配慮:マンション等の共用廊下に塩を撒くことによる清掃トラブルや金属製玄関ドアの腐食防止。
会葬品に塩が入っていなかったとしても、それは葬儀社の手落ちではなく、宗派への配慮や現代的な葬送様式に基づいた正規の対応です。