調理科学の視点から見ると、最も顕著な違いは「卵を入れる順番」にある。チャーハンを作る際、多くのプロは熱した油にまず卵を流し込み、半熟の状態でご飯を投入する。米の一粒一粒を卵でコーティングし、パラパラの食感(いわゆる黄金チャーハン)を作るためだ。
これに対して、伝統的な焼き飯は「ご飯が先、卵は後」というパターンが少なくない。ご飯と具材をしっかり炒め合わせ、最後にスペースを作って卵を割り入れ、全体に絡める。あるいは、卵を具材の一つとして別で炒めて合わせることもある。これにより、米のモチモチ感を残しつつ、香ばしさを引き立てる仕上がりになるのだ。