年を追うごとに、この企画は単なる企業のプロモーション枠を完全に逸脱していった。スターを目指す女性たちが全国から殺到する日本最高峰のタレント発掘オーディションへと変貌を遂げたのだ。合格することは芸能界への確実な切符を意味した。
1980年代後半に彗星の如く現れたのが、後に報道キャスターを経て政界へと進出する蓮舫だ。卓越した表現力とキリッとした知性、そして圧倒的な存在感でグランプリを獲得。その後、テレビの報道番組などでキャスターとして頭角を現し、参議院議員として政界の第一線で活躍し続けることとなるのは周知の通りだ。2026年現在も、彼女の原点としてのキャリアはメディア史の語り草となっている。
選考過程には数々の裏話が存在する。単に容姿の美しさだけでなく、カメラテストでの機転やインタビュー時の自己表現力が厳格に審査されていた。オーディション会場の緊迫感は並大抵のものではなく、審査員の容赦ない質問に対してどう答えるかが運命を分けたという。