2007年のマンシングウェアオープンKSBカップで達成された、男子ツアー史上最年少優勝。あの衝撃的な瞬間は、勝美氏が徹底して守り抜いた「伸び伸びと振る」というジュニアゴルフの指導アプローチが結実した出来事だった。練習場での厳しい眼差しとは裏腹に、コースに立てば息子の感性を全面的に信頼し、伸びやかなスイングを最優先に尊重したのだ。
地元の練習場でボールを拾い、時に夜遅くまで息子の練習に付き添った日々。アマチュア時代に培われた圧倒的な飛距離と土壇場での強さは、父の手によって大切に育まれた「攻めのメンタリティ」のたまものだったといえる。