手軽に部屋の雰囲気を変えられるタイルカーペットですが、安易に畳へ敷き詰めたことで思わぬトラブルに見舞われる人が多く存在します。後悔している人たちに共通しているのは、「畳という素材の特性を無視して直敷きしてしまった」という点です。
い草で作られた畳は、室内の湿気を吸収・放出する優れた調湿機能を持っています。しかし、一般的なタイルカーペットの裏面には塩化ビニル樹脂(PVC)や合成ゴムなどの非通気性素材が使われており、畳の上にそのまま敷くと湿気の逃げ道が完全に塞がれてしまいます。その結果、畳内部に湿気が閉じ込められ、湿度70%・室温20〜30度というカビやダニにとっての理想郷を作り出してしまうのです。
さらに、畳の表面は適度な弾力と凹凸があるため、フローリング用のタイルカーペットを置いただけでは密着せず、生活動線に沿ってズレが生じます。隙間にホコリやお菓子の食べかすが入り込み、それがダニのエサになるという悪循環に陥るのが典型的な失敗パターンです。