アメリカのPGAツアーでは、大会優勝時にグリーン上で家族が駆け寄り、ハグを交わす光景が定番となっている。しかし、松山が歴史的快挙を成し遂げた2026年のマスターズ・トーナメントでも、芽緯さんの姿はそこにはなかった。これには松山なりの強い信念がある。
松山は過去のインタビューで、家族を守ることへの強いこだわりを口にしている。自分が注目を浴びるプロゴルファーである以上、メディアや大衆の目に晒されるのは避けられない。だが、家族は別だ。彼らが静かで平穏な日常生活を送れるよう、意図的にメディアの露出をシャットアウトしているのだ。この徹底した「公私の分離」こそが、松山がツアーで集中力を保ち続けられる要因の一つでもある。