「見た目が白いスイカは、熟していないから甘くないのでは」という疑念を抱く消費者は依然として多いのが実情です。一般的なスイカは熟度が足りないと果肉が白っぽく硬い状態にとどまりますが、品種改良によって固定化された白スイカは根本的に性質が異なります。
実際に完熟した白スイカを糖度計で計測すると、糖度11度〜12度前後を安定して記録します。これは一般的な赤肉の大玉スイカと同等以上の数値です。ただし、赤肉種特有の「喉にガツンとくるストレートな甘み」とは異なり、雑味がなくすっきりとした後味が広がるのが大きな特色です。口に入れた瞬間に広がるみずみずしい果汁と、ほのかに洋梨やメロンを思わせる高貴なアロマは、白肉種ならではの個性と言えます。
果肉の食感も非常にきめ細かく、繊維質の引っかかりが少ないため、舌触りの滑らかさに驚く声が後を絶ちません。「甘さ控えめの外見に見えて、しっかり極上の甘みが詰まっている」というギャップこそが、目の肥えたフルーツ愛好家を虜にしている最大の理由です。