表向きには「お互いの道を尊重するため」と説明された別離の背景には、プロフェッショナルとして生きる表現者とアスリートゆえのシビアな現実が存在していた。結婚当時、日本ハムファイターズに所属していた宇佐見だが、その後トレードで中日ドラゴンズへ移籍。生活の拠点が名古屋へと移ったことは、東京を拠点に多忙な芸能活動を続ける高城にとって、物理的にも精神的にも大きな距離を生む要因となった。
シーズン中は全国を遠征し、体調管理と結果にすべてを捧げるプロ野球選手。一方で、音楽フェスや全国ツアー、個人活動に追われるトップアイドル。二人が同じ空間で過ごし、家族としての基盤を固めるための時間は、あまりにも限られていた。「妻」としての役割と「ももいろクローバーZのメンバー」としての責任。その狭間で高城が抱えていた重圧は想像に難くない。関係者によると、互いに相手のキャリアを誰よりも尊重していたからこそ、中途半端な関係を続けるのではなく、それぞれのフィールドに全力を注ぐための前向きなピリオドだったという。