長野県警といえば、大和のライバルであり親友でもある諸伏高明警部とのトリオ関係も見逃せません。三国志の軍師さながらの頭脳を持つ高明と、野生の勘と行動力で突き進む大和、そして2人の緩衝材となりながら的確なサポートを行う由衣のチームワークは、作中トップクラスの完成度を誇ります。
ファンの間で一時「上原由衣や大和敢助が死亡したのではないか?」という噂がネット上で拡散されたことがあります。この噂の発端となったのが、長野県警シリーズ屈指の傑作長編「県警の黒い闇」です。
この事件では、長野県警内部に巣食う闇組織「キツツキ会」を巡り、現職警察官が次々と首を切り落とされて殺害されるという極めてショッキングな展開が描かれました。さらに大和警部が連続殺人の容疑者として指名手配され、警察の追っ手から逃走中に銃撃を受けるなど、長野県警主要メンバーの誰が殉職してもおかしくない極限状態に陥ったため、読者の間で死亡説が囁かれる要因となったのです。
実際には由衣も大和も命を落とすことなく、コナンや諸伏高明、そして当時長野県警捜査一課長だった黒田兵衛の協力によって事件は見事に解決されました。この事件を通じて、3人の揺るぎない絆はより強固なものとなっています。