騒動の契機となったのは、出版大手である講談社の看板誌『FRIDAY編集部』が敢行した一連の密着スクープ記事でした。薬物使用疑惑という重度のアレンジャー要素を含んだタブロイド報道に加え、親しい知人とされた人物からの情報提供という形を採りながら、本人のセンシティブなプライベートや性的指向が半ば一方的に暴かれる事態へと発展したのです。
『ごくせん』での瑞々しい不良役で頭角を現し、国民的刑事ドラマ『相棒』では水谷豊の相棒役を長年務めるなど、緊迫したサスペンスから感動的な人間ドラマまで幅広く演じ分ける稀有な才能として、彼のキャリアは頂点にありました。しかし、その輝かしい実績を一瞬で打ち砕くかのように突きつけられた過激な報道は、彼の精神を極限まで追い詰めていくことになります。