管内における救急出動件数は右肩上がりを続けている。特に高齢者の急病や自宅内での転倒事故が全体の過半数を占め、要請の集中する時間帯には隊の運用が極限状態に達することも珍しくない。一刻を争う現場において、車内で適切な心肺蘇生や高度な処置を行う救急救命士にかかる負担と責任は増すばかりだ。
搬送先の選定から病院到着までのタイムロスをいかに削減するか。この問題に対し、先進的な医療機器メーカーや公共安全・防災医療産業との連携による動態管理システムの導入が進む。救急車内でのバイタルデータリアルタイム共有など、医療機関との連携強化が救命率向上への要となっている。