日本の芸能界において、グラビアから女優への転身は珍しくない。だが、その過程で過去の露出度の高い仕事を「黒歴史」として覆い隠そうとするケースも少なくない。階戸瑠李は違った。彼女は自らの身体を用いた表現に対し、常に誇りと覚悟を持っていた。カメラの前で見せる鋭い眼差しと、一切の妥協を排した肉体美は、彼女の強固な意志の表れだった。
彼女にとって、グラビアも演技も、自己を表現するための等価な手段だったのだろう。露出の多い衣装を身にまとっていても、その佇まいには一種の気高さが漂っていた。だからこそ、彼女の作品は時代を超えて鑑賞され続け、単なる一過性のブームで終わることはなかったのだ。