スクリーンの上で鬼迫の芝居を見せる一方で、メディアのインタビューやオフショットで見せる素顔は非常にナチュラルだ。飾らない語り口と、どこかフランクで肩の力の抜けた佇まいは、周囲を和ませる独特のチャームポイントとなっている。
しかし、この普段の「気負いのなさ」こそが、ひとたびカメラが回り始めた瞬間に爆発的なエネルギーへ変換される。無駄なプライドや力みがないからこそ、役に自分自身を100%委ねることができるのだ。素顔の飾らなさと役に浸透した際の恐ろしさ。そのギャップが、表現者としての深みをよりいっそう魅力的なものにしている。