「無料素材と書いてあるから、何に使っても問題ない」という認識は、Web担当者や個人ユーザーが最も陥りやすい危険な誤解です。法務関係者や知的財産権の専門家が警鐘を鳴らす通り、「無料(Free)」と「商用利用可能(Commercial Use Free)」は法的に全く別の概念です。
ネット上の素材まとめサイトの中には、個人利用に限って無料としているものや、配布物(チラシ・包装紙・商品パッケージ)への印刷を禁じている規約も存在します。「誕生日ケーキ 商用フリー素材」をビジネスで使用する場合は、必ず配布元の利用規約(Terms of Service)を確認し、「商用利用の可否」「クレジット表記の要否」「点数制限」をチェックする体制を整えなければなりません。
もうひとつの盲点が「画像解像度(DPI)の不一致」です。WebサイトやSNSで綺麗に見える72dpiのイラストをそのままハガキやメッセージカードに印刷すると、輪郭がギザギザに潰れてしまいます。印刷物を美しく仕上げるためには、必ず300〜350dpiの高解像度データ、または拡大縮小しても画質が劣化しないベクターデータ(SVG・AI形式)を選択してください。