乾燥した状態における生米1合の重量は、およそ150グラム(約150g)が基準とされる。一方で、体積を表す単位としての1合は180ミリリットル(180cc)であり、水180グラムとは重さが異なる。米粒の間に隙間が生じることや、お米自体の密度によって、容積と重量に数値上のズレが生まれるためだ。
炊飯における最大の変容は、加熱によってお米が大量の水分を吸収し、重量が跳ね上がる点にある。生米150gを標準的な水加減で炊き上げると、重量はおよそ2.2倍に膨らみ、炊き上がり後には約330グラム(約330g)に達する。一般的なお茶碗1杯分が約150g前後であることを考えると、1合の炊き上がりはお茶碗約2杯分に相当する計算だ。
プロが推奨する「水の黄金比」は、生米の重量に対して1.2倍(米150gなら水180g / 180ml)が基本となる。ただし無洗米の場合は、表面のぬか層があらかじめ取り除かれている分、同じ1合カップでも米が隙間なく詰まり、生米重量が約158g〜160g程度まで増加する。そのため、加える水の量も1.3倍(約195g)へと微調整することが、冷めても美味しいご飯を炊き上げる秘訣だ。