どれだけ個々のイラストが上手に描けても、レイアウトや文字とのバランスが崩れていては勿体ない。学校の広報担当やしおり作成委員が絶賛する「レイアウトの黄金比」が存在する。
表紙を描く際の鉄則は、「視線のアシスト」だ。タイトル文字(例:「修学旅行のしおり」「MEMORIES」)を中央上部に大きめに配置し、その下中央にメインとなる大型イラスト(目的地の大仏や新幹線など)を据える。周囲の四隅には、小さなスタンプ風イラスト(カメラ、バス、切符、お寺のマークなど)を散りばめると、全体がぎゅっと引き締まる。
また、文字とイラストを融合させる「リボン飾り」や「フキダシ」の活用も効果的だ。「1日目」「スケジュール」といった見出し部分を、ゆるい波線のフキダシや、両端が折れ曲がったリボン型で囲むだけで、プロの手がけた誌面のような完成度に到達する。