真夏の午後に猛威を振るう「ゲリラ豪雨」も、年々そのスケールと頻度を増している。積乱雲が急速に発達し、わずか10分間で道路が冠水するほどの猛烈な雨を降らせるシーンは、今や埼玉の日常的な脅威と言っても過言ではない。
特に懸念されるのが、JR京浜東北線や埼京線、武蔵野線といった主要鉄道路線の運行見合わせだ。架線への落雷や線路の冠水、倒木などの被害が相次ぎ、夕方のラッシュ時間帯を直撃するケースが目立つ。主要駅では雨宿りをする通勤客であふれかえり、タクシー乗り場には長蛇の列ができる。水害対策として自治体による調節池の整備が進むものの、それを上回る雨量が短時間に集中するため、一人ひとりの迅速な状況判断が求められている。