アンダーグラウンドの住人だった彼が、社会的な白日の下に引きずり出された決定的な瞬間がある。2018年の立川市議会議員選挙への出馬だ。
立花孝志率いるNHKから国民を守る党(当時)の公認を受け、本名である「久保大志」名義で立候補。選挙管理委員会への届出や選挙公報の配布に伴い、生年月日や本名、経歴といった厳格な個人情報が公的文書として一般に開示された。仮面を被ったまま街頭演説に立ち、見事に当選を果たした出来事は、当時の政界とネット界双方に激震を走らせた。
立川市議会での任期中、議員報酬や政務活動費を巡る議論に巻き込まれながらも、地方政治の現場とネット配信の融合を試みた。この4年間の任期は、彼を単なるアングラ配信者から、公的な履歴書を持つ社会的存在へと決定的に変貌させた転換点だった。