現在の皇室において、将来の皇位継承資格を持つ若い世代は悠仁親王ただお一人である。皇位継承問題をめぐる政治的な議論が国会や有識者会議でどれほど交わされようとも、逃れることのできない宿命の重圧は、すべてこの若き肩にのしかかっている。
高校生活の終わりと成年式の執行。大人の皇族として公務の第一線に立つ日が近づくにつれ、自身を取り巻く環境の過酷さを誰よりも深く理解されているに違いない。あの研ぎ澄まされた目つきは、一人の青年が自らの運命を受け入れ、背負うべき責務と対峙する過程で生まれた「静かなる覚悟」の表れなのだ。