デビュー曲『A・RA・SHI』で華々しくスタートを切ったものの、嵐のキャリアは決して順風満帆なエリートコースばかりではありませんでした。ブレイクの契機となったのは、2000年代半ばから後半にかけての地道なバラエティ番組での奮闘と、メンバー個々の認知度向上です。
松本潤が出演したドラマ『花より男子』(2005年)の大ヒットを皮切りに、櫻井翔のキャスター進出、二宮和也のハリウッド映画出演、相葉雅紀の動物バラエティでの親しみやすさ、そして大野智の圧倒的な歌唱力・芸術的才能と、多角的な魅力が一気に開花しました。何より人々を惹きつけたのは、「トップアイドルでありながら、男子校の放課後のような自然体と仲の良さ」です。威圧感のない温かな空気感が、老若男女を問わず幅広い世代から愛される「国民的グループ」へと押し上げました。