ジェットコースターの路で誰もが息をのむような迫力ある写真を撮影するには、機材の選定と撮影位置にちょっとした工夫が必要です。スマートフォンやカメラの広角レンズで普通に撮影すると、人間の目で見たときの高低差が平板化し、あの迫力が伝わりにくくなってしまいます。
急勾配を際立たせるための最大の秘訣は、「望遠レンズ(35mm判換算で70mm〜200mm相当)による圧縮効果」の活用です。道路から十分な距離を取り、望遠側でズームして狙うことで、手前の坂と奥の坂の距離感がギュッと縮まり、まるで垂直に近い急坂が幾重にもそびえ立っているようなドラマチックな描写が生まれます。
【おすすめの撮影ポイントと時間帯】
- スタート地点の高台:西側入り口からすぐのピーク。道全体のうねりと十勝岳連峰の稜線をシンメトリーに捉えられる王道の写真スポット。
- 中間地点のくぼみ手前:一度下りきった場所から次の上り坂を見上げるアングル。道路が空へと吸い込まれていく構図が作れます。
- 狙い目の時間帯:十勝岳連峰がくっきりと浮かび上がる午前中の順光、または丘陵の陰影が美しく強調される夕暮れ時の斜光がベスト。
なお、素晴らしい写真を撮りたいあまりに車道の中央へ三脚を立てて居座る行為は極めて危険です。周囲の安全と後続車への配慮を最優先に撮影を楽しみましょう。