今季のトラックシーズンは開幕直後から驚異的なタイムが連発している。滋賀県陸上競技協会が主催する春季記録会および中学総体の予選ラウンドでは、日本陸上競技連盟(JAAF)が定める全日本中学校陸上競技選手権大会の参加標準記録を突破する選手が複数種目で誕生した。息を呑むタイムの連発に、メインスタンドは幾度となくどよめきに包まれている。
男子短距離界では、100mで10秒台に迫る11秒0台前半を叩き出した大器が登場した。スタート直後の爆発的な一次加速からトップスピードへの移行が極めてスムーズで、後半30メートルでも一切フォームが崩れない。追い風参考記録に泣くこともなく、公認レースで見事に標準記録をクリア。全国ランキングでも上位に食い込む快走を披露した。
中長距離種目も負けていない。男子3000mおよび女子1500mでは、ラスト1周で驚異のスパートを見せた有力ランナーたちが相次いで自己ベストを大幅に更新。県歴代記録に迫る好タイムで全中切符を掌中に収めた。女子走幅跳や男子四種競技といったフィールド種目でも、大舞台への切符を掴むスーパー中学生が次々と名乗りを上げている。