胃腸に優しい食事を組み立てる基準は極めて明快で、「脂質が極めて少ないこと」「繊維質が柔らかく細断されていること」「体温に近い温度であること」の3点に集約されます。
主食・主菜・副菜それぞれにおいて、積極的に取り入れたい優秀な食材を見ていきます。
主菜の筆頭は鶏肉と大豆製品:
肉類を選ぶなら、脂質が極めて少ない消化にいい肉として鶏むね肉(皮なし)やささみが一押しです。細かく刻んだり叩いてミンチ状にすることで、消化酵素が素早く浸透します。また、豆腐が消化にいい理由は、製造過程で大豆の不溶性食物繊維(おから)が取り除かれ、微粒子化された良質なたんぱく質が凝固しているためです。胃滞留時間が短く、効率的な栄養補給源となります。
胃粘膜をサポートする野菜類:
野菜選びではキャベツと大根が双璧を成します。大根に含まれる消化酵素「ジアスターゼ(アミラーゼ)」は炭水化物の分解を促進し、キャベツに含まれる「ビタミンU(キャベジン)」は荒れた胃粘膜の修復をサポートします。いずれも生ではなく、スープや煮物でクタクタになるまで加熱して食べるのが基本です。