スマホ文化の定着に伴い、かつて問題視された「タイパ(タイムパフォーマンス)重視」の視聴傾向。制作陣はこれを拒絶するのではなく、徹底的に突き詰める道を選んだ。今年ブレイクした「ショートフォーム型連ドラ」は、1話わずか15分、全24話という高速展開で構成されている。
無駄な説明セリフを一切削ぎ落とし、開始3分で事件が起き、クライマックスで毎回衝撃の崖っぷち(クリフハンガー)を迎える。視聴者は「あと1話だけ」とついつい指を滑らせ、気付けば全話を一気見してしまう。集中力を切らさない鋭利な構成力は、現代人の多忙な生活リズムに完璧にアジャストしてみせた。