予報技術がどれほど進化しても、自然の急変を100%完全に事前に予知することは難しい。だからこそ、現場で自分自身の目と肌で感じ取る「観天望気(かんてんぼうき)」の知恵が今改めて見直されている。
茨城エリアで特に警戒すべき前兆サインは以下の3つだ。
第一に、夏の午後に北西の山並みから真っ黒な「かなとこ雲」が急成長して伸ばしてくるとき。これは強烈な上昇気流と積乱雲の発達を意味し、数十分以内に激しい雷雨や雹(ひょう)をもたらす。
第二に、肌にまとわりつくような湿った南風が急にやみ、北寄りの冷たい風に一変した瞬間。これは寒冷前線の通過や強烈な降下気流の直前兆候だ。
第三に、ラジオの音声に雑音が入ったり、遠くでゴロゴロという低音が響き始めたりしたとき。これらのサインに気づいたら、屋外での活動を直ちに中断し、頑丈な建物内や車内に身を寄せるべきだ。