翻って現代、放送倫理・番組向上機構(BPO)をはじめとする厳格なコンプライアンス体制が整備されたメディア環境から当時を振り返ると、その異様とも言える自由度の高さに誰もが驚愕する。過激な露出や無遠慮な発言は、現在の基準に照らし合わせれば一発で放送不可となる代物ばかりだ。
しかし、単に「昔は緩かった」という一言で片付けることはできない。当時の制作者たちが直面していたのは、野放しの自由ではなく、絶えざる自己規制と外部からの視線に対する「ギリギリの戦い」であった。厳しいコンプライアンスが求められる現代において、かつての過激な挑戦が持っていたエネルギーと、制作者たちの批評精神をいかに解釈し直すかが問われている。