太宰治を自殺にかり立てたわけとは一体なんだったのでしょうか。
そこには大きく分けて3つの理由がある、と言われています。
芥川龍之介の自殺の影響
理由の1つ目は、敬愛する芥川龍之介の服毒自殺が影響していると考えられます。
太宰治は16歳の頃から仲間と同人雑誌へ投稿する活動をしていましたが、その頃から芥川龍之介に傾倒していました。
芥川龍之介の自殺は、まだ18歳だった太宰治にとっては耐えられない悲しみだったに違いありません。
薬物依存の影響
理由の2つ目は薬物を取りすぎによる依存症、という説があります。
太宰治は3回目の自殺未遂の後に腹膜炎を発症し、手術を受けます。
治療のために打たれた鎮痛剤であるパビナールの依存症に陥ってしまいました。
パビナールの依存は根治したものの精神的に太宰治を苦しめ、自殺に導いたとも言われています。
結核の影響
理由の3つ目としては、長年患っていた結核が挙がっています。
結核は肺の中に結核菌が増殖する病気で、昭和20年代までは「不治の病」などと言われていました。
太宰治も咳や呼吸困難、吐血などに苦しめられその症状はどんどん悪化していったそうです。
晩年は非常に苦しみながら名作「人間失格」を完成させました。