店頭で最も多くの人が迷うのが「ウコンの力」に代表されるクルクミン飲料と、「ヘパリーゼ」をはじめとする肝臓エキス飲料の使い分けです。両者の最大の違いは、アプローチする「臓器の部位」と「代謝経路」にあります。
ウコンの主成分であるクルクミンは、肝臓で胆汁の生成・分泌を促す作用があります。胆汁はアルコール分解そのものを行うわけではありませんが、脂質の消化吸収を助け、胃腸の蠕動運動を整えることで、飲酒時の胃部不快感を和らげる働きを持ちます。一方、ヘパリーゼに配合される肝臓水解物は、天然の良質なレバーを酵素分解してアミノ酸やペプチドの形にしたものです。これにより、胃腸に負担をかけずに素早く吸収され、疲弊した肝臓の細胞再生や解毒酵素の材料として直接役立てられます。
また、飲むタイミングに関する臨床データや生体リズムの観点からは、「飲酒の20分〜30分前」の摂取が最も合理的とされています。アルコールは胃から約20%、小腸から約80%が急速に吸収されるため、最初の乾杯ビールが体内に吸収され始める段階で、あらかじめ血中にアミノ酸や有効成分を行き渡らせておく必要があるからです。
なお、ウコンの力などを「飲む前」と「飲んだ後」のどちらに飲むべきかという疑問に対しては、目的によって明確に回答が分かれます。悪酔いや胃もたれを防ぎたい場合は「飲む前」、飲み過ぎてしまい翌朝のアルコール残りやだるさを少しでも早く抜きたい場合は「就寝直前」または「翌朝」の摂取が適しています。