プロデビュー30周年を迎えた2026年、吉田恭子の最新ニュースとして注目されるのは、記念プロジェクトとしての全国リサイタルツアーと特別アンサンブル企画です。各地の主要ホールで開催されるリサイタルでは、バッハやブラームスといったドイツ古典派の重厚なソナタから、クライスラーなどの華麗な小品まで、30年の歩みを総括する意欲的なプログラムが組まれています。
さらに、長年続けてきた「ふれあいコンサート」の次世代版として、地域の若手音楽家やジュニアオーケストラとの協働プロジェクトも始動。自らが江藤俊哉氏ら先達から受け継いだ音楽の魂を、言葉と音で次の世代へ直接手渡していくフェーズへと踏み出しています。ただ名器を鳴らすソリストにとどまらず、地域社会とクラシック音楽を有機的につなぐメディエーター(媒介者)としての役割は、今後さらに拡大していく見通しです。