ネット上の口コミで頻繁に見かける「せっかく行ったのにサルがいなかった」という体験談。これは決して施設の不手際ではなく、野生本来の習性によるものです。例年9月上旬から11月下旬にかけての秋の時期、サルたちは山からセンターへほとんど下りてこなくなります。
理由は極めてシンプルで、秋の柏原山の山中にはドングリ、シイの実、アケビ、栗といった大好物の天然食料が豊富に実るためです。センターで配られる配合飼料や小麦よりも、栄養価が高くおいしい旬の木の実をお腹いっぱい食べるため、サルたちは群れごと山奥に留まり続けます。この期間は「サルが山から下りないため臨時休園」となる日が多く、訪問には細心の注意が必要です。
逆に、最もおすすめしたいベストシーズンは5月中旬から8月頃です。この時期は出産ラッシュを迎え、生まれたばかりの愛らしい赤ちゃん猿がお母さんのお腹にしがみつく姿や、子猿同士で無邪気にじゃれ合う姿が至るところで見られます。生命の温もりを間近で体感できる初夏から夏休みにかけては、観光のピークを迎えます。