物理的な外圧によって腸の滞りをダイレクトにほぐすアプローチも欠かせません。大腸の解剖学的な形状に沿って刺激を与える宿便剥がしマッサージは、道具を使わず就寝前や起床時のベッドの上ですぐに行える手軽さが魅力です。
特に便が滞留しやすい難所は、右下の「盲腸部」、肋骨下で直角に曲がる「右結腸曲・左結腸曲」、そして骨盤の左下に位置する「S状結腸」の4箇所です。このポイントを意識した腸もみマッサージのやり方を実践することで、停滞していた蠕動運動が一気に目覚めます。
【実践・3ステップ腸もみ法】
1. ウォーミングアップ:仰向けになり両膝を軽く立てる。おへそを中心に時計回りに手のひらで大きく円を描くように20回やさしく撫でる。
2. 四隅のポイントプッシュ:右骨盤の内側(盲腸)→右肋骨の下→左肋骨の下→左骨盤の内側(S状結腸)の順に、両手の指先を重ねて息を吐きながら痛気持ちいい強さで5秒ずつじっくり押し込む。
3. S状結腸の揺らし流し:左骨盤の骨の内側に指先をぐっと沈め、便を肛門へ送り届けるイメージで上下に細かく揺らしながら、斜め下(恥骨方向)へ向かって流すように押し揉む(左右各10回)。
お腹を温めながら行うと血流が促進され、副交感神経が優位になるため、よりスムーズな排便反射を引き出すことができます。