物語のクライマックス、大人になった徐太宇として登場した言承旭(ジェリー・イェン)のサプライズ出演は、劇場に集まった観客の悲鳴と涙を誘った。伝説的アイドルグループF4のメンバーとして一世を風靡した彼が魅せた成熟した演技は、青春の終わりと初恋の成就というテーマに圧倒的な説得力を与えた。
時を経ても変わらない圧倒的なオーラと、切なさを秘めた眼差し。彼がスクリーンに登場した瞬間の空気の変容は、まさにこの映画のハイライトと言っても過言ではない。青春時代の甘酸っぱさがそのまま大人の温かい愛へと昇華される瞬間を、見事に体現してみせた。